Tokyo Walker
3rd album

- 作品種別
- Album
- リリース
- 2008年3月17日
- 曲数
- 10
このアルバムについて
『Tokyo Walker』の東京は、名所を案内するための東京ではない。恋をしたり、働いたり、カフェへ行ったり、電車に乗ったり、独りになったりする。そのとき目の前にあった街が、そのまま歌の背景へ入り込んでいる。大事件よりも、東京で過ぎていく普通の日の方がよく出てくるアルバムだ。
一曲目は「はじまり」なのに、アルバム表題曲「Tokyo Walker」が現れるのは終盤である。最初から「東京とはこういう場所だ」と説明するのではなく、いくつもの日常を通ったあとで、ようやく東京という名前が前へ出てくる。それまで別々に見えていたカフェ、街角、恋愛、孤独、生活の断片が、そこで一つの街の記憶として見えてくる。
曲ごとの温度もかなり違う。明るいものもあれば、どん底まで落ちるものもあり、妄想だけで始まる歌も、生活そのものを題材にした歌もある。その不揃いさを無理に一つの物語へまとめるより、街を歩いていると次々に違う景色へ出会うように聴く方が、このアルバムには似合っている。
そして最後は「しあわせ」。東京を攻略したとか、何かに到着したという終わり方ではない。いろいろ歩いたあとに残るのが、短くて素朴な「しあわせ」なのが、このアルバムの少し不思議なところでもある。
楽曲ページは、公開済みの曲だけリンクしています。未公開の曲は曲名のみ掲載しています。