ABOUT
Mutant Musicは、みゅーによる音楽プロジェクトです。
曲を書いたり、歌ったり、録音したりしています。題材は日常、恋愛、考えごと、妄想、ときどき科学。
メンバー
みゅー

Mutant Musicで、曲を書いて、歌って、演奏して、録音している人。
昔から、とにかく曲を作るのが好きだった。歌にしたいことがあるから曲を書く、というだけではない。メロディーが浮かぶ。コード進行を思いつく。変な音が出る。好きな曲を聴いて、「こういうことを自分でもやってみたい」と思う。そこから一曲が始まることも多い。
実際、歌詞のある曲より、インストゥルメンタルをずっとたくさん作っていた時期もある。歌詞付きの曲にはわざわざ「ウタモン」と名前をつけて区別していたくらいなので、たぶん最初から、作詞家というより先に「曲を作る人」だったのだと思う。
作り方には、あまり一貫性がない。歌詞からできる曲もあれば、サビだけ先に出てくることもある。ピアノを弾いていたら始まったり、床屋でコード進行と口笛を思いついたり、別々だった二つの曲を無理やりくっつけたら、なぜか一曲になったこともある。
方法を守ることより、「これ、曲になるんじゃないか」と思った瞬間の方が大事なのだ。
音楽の好みも、あまり一本には絞れない。ロックが好きだけれど、ロックだけではない。好きなバンドのギターを真似したり、コーラスを重ねたり、グランジに寄ったり、アコギ一本へ戻ったりする。6/8で揺れてみたり、やたら速い曲を作ったり、キーボードソロやツインギターを入れたりもする。
影響を受けたものを隠すのも、あまり得意ではない。似ていると思えば、「似てる、認める」くらいのことは普通に言う。オリジナルであることは、誰にも似ていないことではないのかもしれない。いろいろな音楽を聴いて、面白かったものを持ち帰って、自分の部屋でもう一度組み立てる。そうして出来上がったものがMutant Musicである。
録音も、だいたいそんな調子だ。立派な機材や完璧な環境が揃うまで待つより、手元にあるもので作る。エレキがなければエレアコにエフェクトをかける。必要な楽器は借りる。よく分からないものも、とりあえず試してみる。
要するに、ないなら、あるものでやる。
一方で、何でもラフに済ませたいわけでもない。コーラスやボーカルを何重にも重ねたり、ギターソロを入れたり、もう一回サビをやったり、コードの響きや曲の終わり方に妙にこだわったりする。ちょっと足しすぎて、やっぱりやめることもある。
逆に、一発録りの演奏ミスや部屋の物音まで、そのまま残した曲もある。きれいに直した方がいい時もあれば、その瞬間にしか録れなかったものを残した方がいい時もある。ローファイな人でも、作り込みの人でもない。曲によって、やりたいことが違う。それだけなのだと思う。
歌も同じで、最初から立派な「自分の歌唱法」があったわけではない。好きな歌手がいれば、かなり影響される。でも声もまた、曲を作るための楽器の一つだった。一人で何人分も歌う。ハモる。重ねる。その曲に必要ならやる。
そして、そこへ歌詞が入ってくる。
こちらは、かなり面倒くさい。
好きだった。腹が立った。寂しかった。救われた。信じたい。信じられない。忘れたい。忘れたくない。一人でいたい。独りではいたくない。
そういう矛盾を、どうも一つに整理できない。だから、そのまま歌にする。
Mutant Musicには、愛とか人生とか真実とか、ずいぶん大きな言葉が出てくる。そのくせ、ニキビやメガネや就職活動や、やる気のない午後も出てくる。きれいな物語になりそうになると、急に生活が割り込んでくる。
たぶん、本人がそういう人なのだと思う。
ロマンチックなことは好きだ。でも、ロマンチックなまま終わると少し居心地が悪い。だから自分で笑うし、茶化す。それでも、茶化したからといって、あの時の本気まで取り消すわけではない。
昔の曲を聴けば、「なんでこんなことをやってるんだ」と思うところはいくらでもある。演奏も、歌も、歌詞も、録音も。でも、それを今の技術や価値観に合わせて全部直してしまうと、その時そこにいた自分まで消えてしまう。
だから、できるだけ残す。
上手くいったところも、上手くいかなかったところも。好きな音楽を露骨に真似しているところも、妙に凝っているところも、偶然うまくいったところも、「今聴いても結構いいじゃん」と思うところも。
Mutant Musicは、完成された一つの音楽性を提示するためのプロジェクトではない。
いろんな音楽を聴いて、影響されて、試して、失敗して、思いついて、また録る。その繰り返しを残したものだと思う。
そして音楽を作りながら、自分は何を考えているのか、誰かを好きになるって何なのか、独りでいるってどういうことなのか、生きるって何なんだ、なんてことまで考えてしまう。
音を作る人と、考えすぎる人が、同じところにいる。
その二人をまとめて、みゅーという。
このサイトについて
ここでは、Mutant Musicの音源、歌詞、制作の話、作品について考えたことをまとめています。つくった時期も理由もいろいろですが、曲になって残ったものをここに集めています。