茜空
4th album

- 作品種別
- Album
- リリース
- 2011年9月4日
- 曲数
- 10
このアルバムについて
『茜空』の十曲には、「受容」「決意」「誓い」がそれぞれ異なる形で現れる。ただ、アルバムを通して聴くと、それは何もかも受け容れてすっきり立ち直る、という一直線の話にはならない。始めようとする曲があり、踊ろうとする曲があり、その途中には別れや迷い、二つの気持ちに挟まれる歌もある。
前半には外へ向かう勢いがあるが、中盤では足元がかなり揺れる。そこから後半になると、「明日を待つ」「元気でいる」「愛している、必要としている」と、進むことと立ち止まることの両方を含んだ言葉が増えていく。決意は、迷いがなくなった人の宣言というより、迷ったままでも次を選ぼうとする時に出てくる。
表題曲「茜空」も、過去へ背を向けるのか、それとも戻るのか、一つに決め切らない。そして最後の「receptor」も、受容を題名の中心に置きながら、晴れやかな解決にはしない。「また笑える」その時は、まだ来ていない。
だから『茜空』では、「受容」が終点にならない。受け容れることと、忘れることも違うし、前へ進むことと、過去を捨てることも同じではない。その少し面倒な状態を残したまま、アルバムは閉じる。
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