【弾き語り】世界一分かりやすいコード理論の話【宅録DTM】
制作と配信の記録
コードの話を始めたはずが、いつの間にかアルバムの話になっている。
メジャーセブンスやアドナインスの響きを鳴らし、カバー曲を弾き、自分の曲へ戻る。そこで、メロディーがどんな言葉を呼ぶのかを考える。曲が何曲か集まれば、今度はそれらを一枚のアルバムにするための「グランドコンセプト」が必要になる。
コードの話から曲作りへ行き、アルバムの話になり、最後には制作途中の曲をどう残すかという話まで出てくる。約1時間40分、ずいぶん話が広がった。
この日に歌ったMutant Musicの曲
YouTube概要欄に記録されている、この日のMutant Musicの曲は次のとおり。
- 笑顔のち夏
- Saturday(仮)
- 真実の口
- 茜空
- Secrecy(仮)
このほか、小田和正「woh woh」、井上陽水「心もよう」、坂本龍一「戦場のメリークリスマス」、The Blue Hearts「月の爆撃機」、BUMP OF CHICKEN「fire sign」、Vaults「One Last Night」も演奏・再生している。
コードは、鳴らすと分かる
冒頭では、鍵盤を弾きながらコードの構成音を順番に説明していく。
基本の三和音、セブンス、メジャーセブンス、アドナインス。名前だけを並べるのではなく、音を鳴らし、その響きがどう違って聞こえるかを確かめる。
音を鳴らしながら、落ち着いて聞こえる響きや、少し落ち着かない響きを比べていく。理論を説明したあとには「心もよう」「戦場のメリークリスマス」「月の爆撃機」「fire sign」を弾き、実際の曲の中でも同じ響きを探している。
この日は、コード名だけを説明するというより、実際に音を鳴らし、曲の中でもう一度確かめている。
メロディーと歌詞が互いを呼ぶ
「笑顔のち夏」を歌い、続いて「Saturday(仮)」のメロディーを弾く。
「Saturday(仮)」では、まだない歌詞を考えながらコードとメロディーを鳴らしている。その流れで出てきたのが、メロディーと歌詞が互いを呼ぶ、という話だった。
面白い音楽って、メロディーが歌詞を呼んでくるっていうか、歌詞がメロディーを呼んでくることもあるんだけど、解決したくてもできない思いみたいなのが音で表現できるっていうね。
この配信では、コードの話と歌詞の話が別々になっていない。
アルバムの「グランドコンセプト」
曲から言葉を探しているうちに、話はアルバムの構想へ移る。
「真実の口」を弾きながら、これまでのアルバムのことを振り返り、曲が集まったあとにアルバム全体をどう考えるかという話へ移っていく。
『Tokyo Walker』については、こう話している。
『Tokyo Walker』はどっちかっていうと、『約束の場所』から外れちゃったやつの寄せ集めみたいな感じではあるし。まあでも、すごい思い入れのあるアルバムですけど。僕にとって君の存在は東京そのものっていう。帯をつけるとしたら、そういう感じだと思う。
「寄せ集めみたいな感じ」と言いながら、そのすぐあとには「すごい思い入れのあるアルバム」と続く。その両方を同時に話している。
さらに、帯をつけるなら「僕にとって君の存在は東京そのもの」という感じだ、と話している。
次のアルバム「S」を考える
「茜空」を歌ったあと、話は次に作ろうとしているアルバムへ進む。
仮の題名は「S」。Sで始まる曲がいくつかあり、次のアルバムとしてどうまとめるかを考えている。ただ、曲が集まっているだけではまだ決まらない、という話になる。
この日の配信では、「S」の全体像までは決まらない。
制作途中の曲を残す mutantRxiv
終盤では「Secrecy(仮)」を弾き、アレンジと歌詞を考える。
そのあと、配信で出てきた曲をリストにしようという話から、未完成の作品を保存する企画へつながる。
研究分野のプレプリント基盤arXivのように、完成前の作品にもタイムスタンプを与えて残しておく。その発想から、企画をmutantRxivと名づけている。
完成前の曲にもタイムスタンプを付け、制作途中の状態で残しておく、という話である。
コードの話をしていたはずが、最後にはmutantRxivの話になっていた。